自作キッチンシェルフの作り方
図面
B_キッチンシェルフ-1図面はこちら。2ページあります。
デザインのコツは無印さんのシェルフをよくみて観察し、以下を意識しています。
- 縦(脚部)も横(天板)もシャープに作ること
- 木材はパイン材で統一すること
- ビスや釘は見せない
- 組み立て・バラしができるように、「はめ込み」や「ビス」だけで構成する(引越しも楽)
天板を同じ厚みに見せたい(15mm)が、長さが必要だったのでたわまないか心配でした。
図面の長さで作った感じ、いまのところ大丈夫そうです。
脚部は本家と同じ27mm角の棒材がなかったので、30mmでつくっています。
※免責事項
配布した資料・データのご利用及び製作行為は自己責任のもとお願いいたします。
誤字脱字、誤りなどあればご一報いただけると幸いです。直します。
パーツ
左から天板×3枚、脚部×2本、ブレース×1個です。
天板の枚数は2枚以上であればお好みで変えてください。1枚だと左右を結べなくなって壊れます。
天板(図面の①)の切り出し/ミツロウがけ
天板はパイン集成材でつくります。
サイズはW1300mm(わが家のキッチンスペースの横幅)+D200mm(無印のゴミ箱を置く奥行き)で構成。ここはお好みのサイズで結構です。
ゴミ箱はコレです。もし同じものお使いの方であれば、奥行き200mmでOKです!
左:フタが選べるダストボックス・大(30L袋用)W410×D190×H540
右:フタが選べるダストボックス・小(20L袋用)W410×D190×H370
無印良品より引用
市販の規格寸法により板厚は15mmとしています。(無印さんのユニットラックは約14mm)
脚部にぶつかる部分をカットしてください。ルーターでもノコギリでも構いません。
ルーターでカットすると角に丸みがでて、ちょうどよくかわいくなります。
できたら天板に塗装します。今回はミツロウを使いました。天然思考。
待ち時間がかかるので、塗装の必要なものは最初にやっちゃいます。
(※水回りで使う棚なので撥水性をもたせるため、重ね塗りしています。2、3日乾燥させたら拭き取って、再度塗布というのを2、3回繰り返しています。)
天板のはめ込み部材(図面の④)を準備する
カットは糸鋸でも手鋸でもOKです。長さも指定ありません。
天板の端部に取り付けて、脚部の溝に嵌めるパーツです。
※取り付けは組み立て時がおすすめです。最初に天板につけておくと、微妙に溝とずれててはまらなくなって取り付け直し…というのを避けます。
脚部の横架材(図面の③)の作成
必要な長さにカットした③横架材に、3mm幅の溝を掘ります。(アングルの厚みと同じ溝幅)
組み立てる時は、ここに前項のアングルがささります。
脚部の組み立て(図面の②と③)
②柱と③横架材を木工用ボンドで接着固定します。
②の柱の高さも実際はお好みでOKです。(ただカットするだけなので工程は割愛しました。)
③の横架材も棚の高さに合わせてお好みの位置でOKです。
使いやすいサイズに調整してください。
ブレースをつくる(図面の⑤)-展延
φ6のスチール丸鋼を真っ赤になるまでカンカンに炙り、トンカチでトントンと叩いて伸ばしていきます。叩きすぎてレンガが割れました。
両端と真ん中を叩いて伸ばし、これを2本つくります。
伸ばし終わったら、ドリルでビス径に合わせて穴あけ。3mmもあれば十分です。
皿もみ加工をして完成。黒皮は復活させておいたほうがいいです。赤錆がでにくくなります。
皿もみ、黒皮についてはこの記事を参照
ブレースをつくる(図面の⑤)-組み立て
前項で展延したスチール丸鋼2本を真ん中で重ね、リベットでかしめます。
各パーツの組み立て
ここまでで全てのパーツができたので、あとは組み立てるだけです。
まずは写真のように床において、それぞれの天板と脚部が直角になるように配置します。
この時すでに③横架材の溝には④のアルミアングルを指した状態にします。
床に置いた状態で、ブレースの端部4つを脚部にビスどめしてください。
バッテンと脚部が固定されます。
最後に、床に置いた状態で①天板と④アルミアングルをビスで固定します。
すべて床に置いて組み立てることがポイントです。ずれにくいです。
これで組み立ては完了。
完成
以上”無印良品さんのユニットシェルフに揃えたデザイン”の自作キッチンシェルフでした。
今後引っ越してサイズが合わなければ天板をカットして対応します。長くするのは作り直し。笑
感想・質問などあればお気軽にコメントください。
それでは。
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