デザインのコツ新着記事

【モノ・コト 全てはデザインで決まる】デザインとはなにか、コツはあるか。

デザインのコツ

ここのつです。

仰々しいかもしれません笑 それくらい本当に伝えたいことです。

一番最初に「デザインとは何か」をお伝えする時、まずは日本中に散らばっている

「デザインは見た目のこと」という解釈をバッサリ切りたい!否定したい!

と考えております。笑

DIYやものづくりをする時は、普段はこんなことを考えてデザインしています。

  • 目に見える素材は限りなく少なく
  • 線(輪郭や素材と素材の間など)を限りなく少なく
  • 偽物らしさを感じさせない
  • 重心を低くする

どんなデザインで作品を作る時も、わたしたちは「意匠」の要素にこれらを加えています。

デザインとは混ぜ合わせの文化?

あくまで持論です。笑 「デザインとは」という議題は様々な方が常に模索していますので

大きな声では恥ずかしくてあまり言えません笑(が確信を持っています。本音。)

上で”「意匠」の要素に”と書いたのは、その他に「使いやすさ」「耐久性」「性能」「コスト」etc…

様々な要素が絡んでデザインが完成しているからです。

いわば掛け合わせの文化!と思っています。

「持ちやすさ」×「書きやすさ」×「低価格」=SARASAのボールペン などなど

掛け合わす要件を増やすコトや洗練させることでオリジナリティが出てきます。

参考例:dysonのコードレスクリーナー

引用元 https://www.dyson.co.jp/

わかりやすい例を挙げると今ではおなじみ、DYSONのコードレスクリーナーです。

  • ゴミの見える化 → 汚いものを見たいという心理を逆手にとって集客につなげる
  • 吸引力が変わらない → サイクロン構造
  • 所有欲を掻き立てられる意匠&金額設定

革新的に今までのコードレスクリーナーと違ったのはこのポイントだと思います。

持論を元にしてお話しすると、

「集客力」×「吸引力」×「金額設定」を混ぜ合わせ、他に類を見ない「体験」をデザインしたのです。

単純にカッコいい、美しい見た目だけならここまで流行らなかったでしょう。

実際には十分難しいですが、今の時代「見た目」をよくするのは商品としては絶対です。

見た目を重視しない商品はまず手にとってもらえません。

なんども言いますがデザインは「見た目」のことではありません。(しつこい笑)

様々な要件を考慮し、掛け合わせ、答えを導く文化がデザインだと思っています。

モノだけではなく、HPの見やすさ、人との喋り方、服の選び方に至るまで、

世の中の有形無形のモノ・コトが「何を掛け合わせて形づくられているか」

という視点で見ると随分とデザインを理解できます。(実行はとても難しい…)

持論ですよ!!!!

DIYにおける「デザイン」の軸

さて話を戻しますと。

「どこに置いてもシンプル・ミニマルで美しいモノを」というのがわたしたちの根幹にあります。

普段、ものづくりをするにあたってこんなことを考えています。

  • 目に見える素材は限りなく少なく
  • 線(輪郭や素材と素材の間など)を限りなく少なく
  • 偽物らしさを感じさせない
  • 重心を低くする

それぞれ詳しく説明します。

限りなく少なく

「目に見える素材は限りなく少なく」「線(輪郭や素材と素材の間など)を限りなく少なく」

これらの「限りなく少なく」系は見た通りシンプルさを出すため。

線や素材が多いと、うるさくなり、まとまっていない印象が生まれてしまいます。

偽物らしさを感じさせない

これは素材感を感じさせること、素材をそのまま生かすこと。チープさを無くすこと。

厚みや表情を出し、一つ一つの素材に主張してもらいます。

時に「存在感を薄くする」という主張をしてもらうことも。

木や金属など本物素材を使えば厚みがおのずと出てきます。それはそのまま生かします。

工業化がすすみ、薄いビニルタイルや薄い壁紙、模様付きシートなど、薄っぺらなフェイク素材も

たくさん生み出されました。(フェイク品には賛成です。環境やコストのことが考えられいますので)

ただそれらをその厚みが見えるように使ってしまうとチープな印象がでてしまいます。

なのでフェイク品を使う場合はわざと四角く見えるように作って厚みを出したりします。

家具でいうとメラミン化粧板やカッティングシートなどですね。

重心を低くする

「重心を低くする」これは好みの問題です。偽物らしさを感じさせないことにも通じています。

木や金属で浮いている物はありません。

浮ついたデザインにすると何か違和感を感じたり、作為性が強くでてしまいます。

軽やかなデザインにしたい時は、軽やかな素材を使いたいです。

おわり

以上、しがない建築デザイナーの小さな主張とデザインのコツでした。

どんなデザインで作品を作る時も、「掛け合わせ」を意識することがコツです。

様々なモノ・コトを注視してみると、デザインに取り入れられる「気づき」があるかもしれません。

それでは

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