DIYの小技・治具新着記事

【金属をネジ留め】皿取り加工で美しい仕上がりを

DIYの小技・治具

ここのつです。

木材だけではなくアルミやスチールなども製作に取り入れたい方々。必見です。

今回の小技は金属をビスで留める方法です。

金属部をビスの形に削りとる方法で、「皿取り」(皿もみ、皿座繰り…etc)と呼ばれています。

ボルトやなべネジなど様々なネジに対応した「皿取り」があります。

今回は「皿ネジ」「皿タッピングネジ」という、ネジ頭が三角円錐になっているものを使います。

皿取り加工後、ビス留め
横からみた様子

皿取りすると、ネジがピタっとおさまり、美しく仕上がります!

たったの2行程です。では、ご案内していきます。

下穴の打刻

切削前にセンターポンチなどであらかじめ下穴を打刻してください。

ドリルが滑る/そもそもドリル芯がずれていることで、狙った位置に穴があかない場合があります。

仕上がりを左右する大事な工程です。

しっかりと打刻しましょう。

皿取りビットで切削

ドリルと皿取部が一体になったもので、これで下穴と皿を開けていきます。

鉄・軽金属用と書かれたものが鉄・アルミ加工用です。

※ハイス鋼というのは簡単に言えば、鉄(鋼材)やアルミより硬い金属です。

HSS(ハイスピードスチール)の略で、高速切削用に作られた鋼材です。

ハイス鋼と書いた商品であれば鉄とアルミはまず加工できます。

鉄の皿取り切削
アルミの皿取り切削

鉄とアルミを切削してみました。(ゴミで見づらいですが笑)

切削時にでるクズは細かく、すごく尖っているので十分に気をつけてください!痛いです。

切削クズの周りにある青い物体は切削油です。

これがないと刃の食いつきが悪く、またゴミも写真より細かくなり飛散しがちです。

よくある液体状の切削油だと、周りに細かな油滴が飛び散ってすごく不快です。

「月光」はバターのような粘度なので、油滴が飛ばなくクリーンな作業ができます!

切削クズひとつひとつが大きくなり、また月光がくっついてくれるのでほぼ飛散しません。優秀。

正直おすすめです。小さいタイプで十分です。

完成!

拭き取り後
黒皮を復活
皿ネジ留め

クズはすぐ掃除機で処理し、切削油を拭き取れば完成です。

素地が出ていると錆びてしまうので、黒皮を復活させるのをおすすめします。

詳しくは ↓ ↓ ↓

【黒皮を復活させる!】切削して素地がでた鋼材に黒皮を蘇らせる方法
ここのつです。 今回は鋼材(鉄)の黒皮(ミルスケール)復活についてです。 よく黒皮鉄板や黒材と呼ばれています。 鋼材には黒皮材やミガキ材などの種類があります。 これは鉄を圧延する時の加工方法の違いによるもので、表面の仕上がりに大きな違いがあ...

では!

コメント

タイトルとURLをコピーしました